朝ドラ「舞いあがれ」脚本がすごい理由!桑原亮子は聴覚障害の脚本家。

2022年後期10月スタートの朝ドラ「舞いあがれ」が、安心してみれる、毎話泣けると話題になっていますね。

「舞いあがれ」の脚本は3人のチーム体制で行っているようです。

そのメインの脚本を担当するのは、NHK番組脚本家の桑原亮子さんです。

桑原亮子さんの経歴や評判をもとに、「舞いあがれ」が毎話泣ける理由を探ってみました。

この記事でわかること

  • 舞いあがれの脚本家、桑原亮子はどんな人?
  • 桑原亮子の経歴
  • 舞いあがれが毎話泣ける理由は?
目次

舞いあがれの脚本家

舞いあがれ脚本家は3人

「舞いあがれ」は、脚本は完全オリジナルになり、脚本家は全部で3人います。

メインの脚本家となるのは桑原亮子さんが一番初めに発表され、のちに嶋田うれ葉さん、佃良太さんは脚本チームに入ることが発表されました。

「舞いあがれ」が空に憧れるヒロインになる設定は、桑原亮子さんが飛行機好きなところからもきているようです。

朝のドラマで空を見上げて、空に向かっていくというのは、前向きな希望を感じさせる。空を飛んだり、行きたいところに行くということは貴重なこと。だからこそどんな困難があってもヒロインが空に向かうというのは、大切なメッセージになるんじゃないか。

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今の時代だからこそ上を向いて欲しいという、桑原亮子さんの思いを感じますね。

舞いあがれ脚本家:桑原亮子の経歴・受賞歴

舞いあがれ脚本家:桑原亮子の経歴

舞いあがれのメイン脚本家になる桑原亮子さんの経歴を紹介します。

  • 本名:桑原亮子(くわはらりょうこ)
  • 生年月日:1980年(月日不明)
  • 年齢:42〜43(2022年時点)
  • 出身:京都府京都市
  • 学歴:早稲田大学第一文学部卒業、シナリオ・センター大阪校出身

桑原亮子さんは、中途失聴による重度の聴覚障害を持っています。

中学生のとき、原因不明の感音性難聴と診断され、20歳を迎えるころには、難聴が悪化し完全に人の声が聞こえなくなってしまいます。

ハンディキャップを補うために資格を取ろうと弁護士資格を目指すも、難聴がさらに悪化し諦めなければいけなかったようです。

そんな時、とある文芸雑誌に出会い心を打たれ、シナリーライターを目指すきっかけになりました。

早稲田大学在学中より童話や詩を書いて出版社へ投稿し、雑誌に掲載されたことで「書く仕事をしたい」と決心したそうです。

シナリオセンターを卒業後は、ラジオドラマで多くの脚本を手がけています。

周りがどんな会話をしているのか、いつも憧れと興味があるとインタビューで答えていた桑原亮子さん。

ハンディキャップがあるから描ける世界観が繊細で心に響くと評判です。

舞いあがれ脚本家:桑原亮子の受賞歴

  • 2013年 第41回創作ラジオドラマ大賞 奨励賞(星と絵葉書)
  • 2014年 第35回BKラジオドラマ脚本賞 最優秀賞(夏の午後、湾は光り、)
  • 2017年 第54回ギャラクシー賞 ラジオ部門 奨励賞(冬の曳航)
  • 2017年 第72回文化庁芸術祭賞 ラジオ部門 ドラマの部優秀賞(冬の曳航)

ラジオドラマで多くの賞を受賞していますね。

桑原亮子さんは、「ラジオドラマは、言葉だけで聴いてる人が想像できるようになっているのがすごく面白い」と語っていました。

実際にラジオドラマを聴くことはできないけれど、その骨組みを作り、聴いている方をその世界観の中に連れていくことができるのが楽しいそうです。

桑原亮子さんのラジオドラマも聴いてみたくなりますね。

舞いあがれが毎話泣ける!その理由はこれ

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舞いあがれが毎話泣ける理由①描写が丁寧すぎる

前作ちむどんどんと比較してみてしまう人も多いようですね。ちむどんどんは、「#ちむどんどん反省会」というワードがトレンド入りするほど、毎話ツッコみたくなるシーンがありました。

舞いあがれの主人公舞の幼少期を描く五島編では、舞と祖母の関係性や、舞の心境の変化などが丁寧に描かれています。

1話15分と短い時間にもかかわらず、毎話しっかり感情移入できるのは、脚本や演出が細かいところまでこだわっているからですね。

さりげない日常のシーンでも、共感できる行動やセリフが多いところもいいですね。

違和感のある瞬間がない分、ドラマに入り込んで観ていられる気がします。

舞いあがれが毎話泣ける理由②言葉選びがすごい

舞いあがれは、説明するようなセリフが少なく、演出で状況や心情を表現するシーンが多くあります。

少ないセリフでも、不自然でなく、その人の気持ちが伝わるセリフだから毎話感情移入できちゃうんですよね。

おばあちゃん役の高畑淳子さんとのシーンは、涙なしでは見れませんでした。

「さあ、泣きなさい!」という演出でなく、自然な演出だったから素直に泣けた気がします。

舞いあがれが毎話泣ける理由③ナレーションが少ない

脚本家桑原亮子さんは、ラジオドラマ出身です。

ラジオドラマは、映像がなく音声だけで展開していくので、演出の仕方が大切と言われています。

そのおかげで、舞いあがれでは、ナレーションで説明を補足しなくても自然な流れで視聴者の「なぜ?」を解消しています。

舞いあがれの1話15分は、さりげないシーンの中にも意味が込められています。

ナレーションでの説明がない分、こういった演出にもこだわりがたくさん見えますね。

ますます「舞いあがれ」から目が離せなくなりそうです。

舞いあがれ脚本がすごい理由のまとめ

「舞いあがれ」の脚本家桑原亮子さんと、「舞いあがれ」が毎話泣ける理由を探ってみました。

いかがでしたか?

  • 脚本家桑原涼子さんは、重度の難聴で音が聞こえない。
  • ラジオドラマ出身で受賞歴多数。
  • 演出が丁寧で、ナレーションが少ないのに泣ける。
  • 細かい演出にも意味があって、1シーンも見逃せない。

2022年10月にスタートして2週間、五島編の幼少期が終わり、いよいよ今週から福原遥さんが登場します。

これからの展開にも目が離せませんね。

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